紙ヒコ―キ



―――翌日。





あたしはドキドキしながら、学校の支度をしていた。





学校に行くのは、いつも1人だった。





みんな、あたしの家と遠くて、朝は一緒に行く事が出来なかったんだ。





だから、余計ドキドキしてるっていうか…。





そんな想いを抱えて、あたしは約束の場所の公園に向かう。





映未ちゃんは、まだ来てなかった。





白い息が零れてゆくのを、静かに見ていた。





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