紙ヒコ―キ




「っ杏里ちゃん!!」





「!??」





あたしの名前を呼ぶ声がした方を向くと。





走って来たらしく、息を切らしている映未ちゃんの姿があった。





自然と、笑顔が零れていた。





「おはよッ!」





「お、おはようッ」





映未ちゃんも少し笑って挨拶してくれた。





胸いっぱいに、あったかい感情が溢れだす。





こんなあったかい気持ちも、あるんだね。









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