紙ヒコ―キ



「自分で言ったんだから、覚悟を決めなさい。いつまでもうじうじしてたって、何も変わんないよ?」





うぅっ……。





「映未なら大丈夫だよ。あたしは信じてる。」





杏里……。





杏里を見つめると、ニコッと笑った。





「……ありがと。ちゃんと言うよ。」





少し照れくさくて、視線を逸らして言う。





「頑張って。」





…ねぇ、杏里。





あたしは、いつだって杏里に助けられてるんだよ。





本当に、いつもありがとう。





大好きだよ。




< 30 / 275 >

この作品をシェア

pagetop