紙ヒコ―キ



―――………。





「み…えみ…映未…!!」





「んっ…」





目を開けると。





あたしの顔を覗きこんでいる杏里。





ゆっくりと、机から倒していた体を起こす。





「具合、悪いの?」





杏里が心配そうにあたしを見つめる。





「顔色、悪いよ。」





「…大丈夫。」





「保健室で休んで。全然大丈夫な顔してない。」





杏里の真剣な瞳に、あたしは素直に従うことにした。





「……分かった。」



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