ザ・スキャンダルー芸能人とイジワル記者との恋ー【完】
何故俺が動くかって?

許せなかったんだ。
人の大事な場面を覗き見しやがって。

女の子が気持ちを伝えるってことはどれだけ大変なことかわかるから。

だってこれでも一応女だし?(笑)

封筒に記されていた住所までつきビルに入った。

受付で差出人の名前を言いエレベーターで指定された階へ行き扉を開けた。

『佐藤 雅也ってどいつ?』

『俺だよ』

自分の後ろから声がして振り返った。

『お前か?』

そう言ってヤツを見る。

『昨日のガキんちょか。社長かマネージャーが来るかと思ったが』

『うるせー。俺じゃ役不足ってか?あぁ?』

『そう吠えるなって。ここじゃなんだから移動しよう』

そう言って連れてこられたのは会議室。

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