ザ・スキャンダルー芸能人とイジワル記者との恋ー【完】
『で?用件は何?』

『花梨に謝れ』

『花梨って人気モデルの?』

『しらばっくれんな。おまえ昨日見たんだろ?』

『見たっつーか…たまたま?』

『嘘つけ。お前らパパラッチがたまたまで写真が撮れるかよ』

『ホントだよ。お前らが後から入ってきたんだぜ』

『だとしてもわざわざ撮るんじゃねーよ!!ホントまじで腐ってんな』

『それが俺の仕事だからな。ガキが偉そうに物を言うな。』

そう言ったやつの目は冷たかった。

『花梨が可哀想じゃねーのかよ?!』

『俺には関係ないね。そもそも配慮しなかった男の責任なんじゃねーの?』

『…。』

何も言い返せなかった。

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