甘甘アイドルと幸せな時
「親父、病気だったんだ。ガンでさ...その病気が分かった時に家族を連れて来てくれた。ディズニーとか連れて行ってくれた事はあったけど...海は初めてだった。」
「...」
啓翔に、そんな辛い過去があったんだ。
「それで、ココにきて、4人で遊んだ。親父が笑顔で言うんだ。『啓翔競争するか』って。俺は笑顔で答えた。それが1番覚えてる。」
海を見ながらつぶやいた。
「母親がさ、泣いてたの知ってたんだ。だけど、8歳だったし...何が何だか分からなかった」
....少し涙が目にあるように見える。