空き瓶ロマンス


……我ながら馬鹿みたいだったが、
いざとなると何を書けば良いのか分からなかった。



「それにしても、信也があんな冗談言うなんてホント驚いた~!!」



音楽が間奏に入ると、隣でそれまで歌っていた稲葉が、




小さな子供のように、脳天気に笑いながらマイクを握ったまま言った。





< 103 / 891 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop