空き瓶ロマンス




「あ、分かりました」



「………」



疲れているのか、心なしか兄も口数が少ない。



そのまま五分くらい経ち、




やっと赤信号に引っかかって鳥辺野さんが飴を受け取るまで、沈黙は続いた。





(ああ、やめた方がいいのに……)



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