空き瓶ロマンス



「あ、あれ……お兄ちゃんは……?」



救いを求めるように視線を向けた助手席は、空っぽだった。




「ああ、修ならさっき着くなり一言、




『トイレ』と叫んで走って行ったが……」




(うわ、お兄ちゃん最悪……!)



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