空き瓶ロマンス
 


信也は、犯人にもう何発か蹴りを入れておけば良かったと、


今更考えていた。




「――って!口は諦めたような事言ってるのに、


足が止まってないんですけど!」




小宮山が喚いた。



気付いたら信也は、再び歩いていた。


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