空き瓶ロマンス



私は、誰の返事も待たずに適当なテーブルのスペースに荷物をどさりと置いた。


その時に、マフラーが落ちそうになり、慌てる。



こんなにふかふかした布を、床になんて置いたら最後。


きっとマフラーは、長らく掃除していない為に溜まった、埃の餌食になる。



「あー、倫子もうマフラーしてんだ」


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