空き瓶ロマンス



しかし、昼休みが始まってすぐ体育館裏に向かったというのに、既にみちるはいた。



「お前、昼飯食ったのか?」


尋ねると、彼は首を横に振った。


「食べる気しない」


「体壊すぞ」


「別に良いです」


「良いわけないだろ」


「先生には関係ありません」



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