空き瓶ロマンス



そして、今はまだテストの採点が終わっていないので、忙しい。

店まで買い替えに行く暇など、無いのだ。
 
かと言って、このままでいい気もしなかったが、

直接倫子の家を訪ねる勇気は無かった。
 

しばらく会えない。
 

そう言ったのは自分だ。

生徒に脅される事を危惧して、


もしそれが倫子にまで及んでしまうかと思うと、怖かった。




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