空き瓶ロマンス

顛末と、仲直り

 


状況を悟り、空気を呼んだ部員達は、

事情を知らない顧問にこんな嘘を吐いた。
 
舞台の照明の位置を変えようとして、

倫子が落ちそうになったところを、偶然近くにいた他校の教師に、

助けて貰ったと。
 
顧問は、それを簡単に信じた。

あまり部活に顔を出さない彼は、

生徒達の様子が演技なのかそうではないのか、

見分ける事が出来なかったのだ。



< 671 / 891 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop