空き瓶ロマンス
 


だから、進行を待っている間でさえ楽しかった。


お互いにふざけたり、時にはハメを外した行き過ぎなジョークを諌めたり。



ただ、例えどんな時だろうと、
自分だけは平静を保っていられるつもりだった。





しかし、そこの式場で働く彼女を一目見た時、



俺は心臓が止まるかと思った。




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