空き瓶ロマンス
 



それまで、俺は人の好みや恋愛だとかには無頓着で、
いつ誰と縁があるかなど気にも留めていなかった。




育ての親である祖父がそういう人だからなのか、
知らないうちに自分もそうなっていた。




俺は、宴会が進行するに連れて、不安になっていった。





彼女とは、このままで別れてしまいたくなかったから。





< 92 / 891 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop