夏休みの勉強は『運命の出会い』



あるところに、18歳の女子高生の子が居たの。

名前はA子。
A子はそれなりにお付き合いしてきたけれど、てんでだめ。

デートをして話しをしていると彼氏を幼稚だと呆れてしまう。すぐ別れてしまう。

それを繰り返して。

キスなんてしないわ、手だって繋がない。

運命の王子様にしか…そんな気持ちを持っていたの。


そこでA子は閃いた。

“和服の似合う人こそ運命の王子様”だと。

何も金髪碧眼が王子様ではないわ、着物の似合う王子様だって居る。


A子はすぐに行動に移した、あなたたちみたいにね。


“和服の王子様”と“出会う”為に、自ら“運命”を作ったの。

分かるわよね?




< 104 / 128 >

この作品をシェア

pagetop