夏休みの勉強は『運命の出会い』
〓図書館に行きなさい〓
ママは言った。
だからわたしは本とか小説とか文系な嗜みに興味ないけど、図書館に行った。
ママが言うには、わたしのタイプの人(誠実で将来性があって真面目な―)は、
〓図書館に居るから〓なんだって。
本当かどうか分からないけど、わたしママとパパが理想だから、(夏休み暇だし)
言われた通りにすることにしたんだ。
だから〓朝の9時半からお昼の1時まで、とにかくいい男が居ないか探しなさい〓なんて言うから、
わたしさっきからもうずっとキョロキョロしてて、首も痛いし読書感想文の本も進まない。
ちょっと退屈だよ。