夏休みの勉強は『運命の出会い』

「うわあっ、さいあくだ!!」

「どうかしたの?」

PCを見ていた関さがこっちを向いてくれたのが嬉しい。


「間違えて違う方保存しちゃって」

「ああ、それは」
「……あ」

「ほら大丈夫」
「すごい!関さんPCできるんじゃないですかーなんで通ってるんです?ブラインドタッチ?も完璧だし、必要ないじゃないですかー」

「そうですか?」
「はい!プレゼンの仕方に自信ないのかなと思ったけど喋りも上手いし、パワポ使いこなしてるし、だったら通う必要ないですよ!!」

会話はいつも私ばっかりがとんちんかんに話しちゃう。




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