私達の関係
時間は刻々と過ぎ、放課後を迎えた。

私は急いで待ち合わせ場所のゲームセンターに走って向かった。

「……はぁはぁ。少し遅くなっちゃった」

もうすぐゲームセンターに着こうとしていたとき、道路の方に人だかりが見えた。

立ち止まったとき、見覚えのある顔が横たわっていた。

「……え、う、うそ……なんで……?」

私は目を疑った。

そこに倒れているのはあろうことか、英二だった。

私は無我夢中で英二の元にかけて行った。

「英二?ねぇ!しっかりしてよ!英二ってば!」

私は英二を抱き抱えた。
目の前は涙でかすれていた。
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