オレと私の(仮)


保健室に入った私は、篠原くんの腕を思い切り殴った。
ざまぁWW

痛みに悶えてる篠原を横目に、先生から貰ったお茶を飲む


「ふぅー…。落ち着いてきたぁ」

「っ…お前、いつもあんな興奮してたら腐女子だってバレるぞ」

「あらあら。ふじょし?なぁにそれ」


上から私、篠原くん、先生の順で話す
こてんっと、先生が首をかしげた。うん。かわいいよ先生


「腐・女・子。オトコ×オトコの恋愛が好きな女子のこと。まぁ、簡単に言えばホモ好き」

「違うーっ!生ホモは…好きだけど…違うのーっ!!!」

「そして、オトコ×オトコのことをBL(ボーイズラブ)と言ってる…きもっ」

「オイテメー、今の発言で全世界の腐女子敵にまわしたぞ」

「分かったわぁ。チロルちゃんは、びえるが好きなのね」

「びーえるです。先生」

舌っ足らずな感じがたまらねぇっす先生。
そう言おうとしたら篠原くんにさっきの仕返しとばかりにスネを蹴られた


痛みに悶えている私に、ドS笑いでメガネを押し上げる篠原くん


「はっ。ざまぁ」

「大丈夫ぅ?チロルちゃん」

「…ぃたぃ」


痛みに悶えている私の耳に、ガンっとなにかがぶつかる音がした
見上げると、屋上に人影…と思ったら消えた?

見間違いだと思って、さほど気にせず屋上から目線をそらした



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