年下の王様
お揃いってわけじゃねぇんだけど…。
「俺が生まれた時、スゲー難産だったらしくてさ。母ちゃんの意識とかなくなって。3日くらいヤバかったんだって」
「それが関係あるの!?」
「そん時に、俺の叔父さんがお守り変わりに作ったヤツだから。父ちゃんも同じのしてる」
「そうなんだ…。なんかすごいね、理事長の家族って。でも遊吾君は?」
「遊のも一応作ってあるみたいだけど見たことねぇ。俺も中学に入学した時にもらったし」
だからこれが家宝だって教えられた。
これだけは大事にしろって。
俺の誕生日が裏に掘ってあるし。
俺も子供が生まれたら記念になるようなものを残したい。
「幸せな家庭だったんだね、斗和」
「陽菜こそ大事にされて育っただろ。そんな感じする」
「大事にされてたのかなぁ?お母さん、すっごい派手だからね。お父さんは家にあんまりいないし」
「なんで?」
「カメラマンなの。今どこの国にいるかわかんないかなぁ」
意外だな…。
「俺が生まれた時、スゲー難産だったらしくてさ。母ちゃんの意識とかなくなって。3日くらいヤバかったんだって」
「それが関係あるの!?」
「そん時に、俺の叔父さんがお守り変わりに作ったヤツだから。父ちゃんも同じのしてる」
「そうなんだ…。なんかすごいね、理事長の家族って。でも遊吾君は?」
「遊のも一応作ってあるみたいだけど見たことねぇ。俺も中学に入学した時にもらったし」
だからこれが家宝だって教えられた。
これだけは大事にしろって。
俺の誕生日が裏に掘ってあるし。
俺も子供が生まれたら記念になるようなものを残したい。
「幸せな家庭だったんだね、斗和」
「陽菜こそ大事にされて育っただろ。そんな感じする」
「大事にされてたのかなぁ?お母さん、すっごい派手だからね。お父さんは家にあんまりいないし」
「なんで?」
「カメラマンなの。今どこの国にいるかわかんないかなぁ」
意外だな…。