年下の王様
お米を研いでた時のこと。



後ろからギュッと抱きしめられた…。



パクッと食べられた耳にゾクゾクッ…。



「ガキっぽい陽菜ちゃんにお土産~」

「ストラップ!?なんで…マンボー?」

「知るかよ。遊吾が選んだんだから」



ふたりで水族館に行ってきたらしく、お土産貰っちゃいました。



初めて貰ったかもぉ~…。



嬉しい…。



「ねぇ斗和、今日もドラマ借りて来てよ」

「は?てめぇで行けよ。めんどくせぇ」

「行ってくれたっていいじゃ~ん…」

「風呂入る」



ケチ~!!



自分が見たかったらすぐ行くくせに!!



ご飯を炊飯器にセットしてからドラマを借りに外に出た。



続きを手に取り、レジカウンターへ。



「陽菜じゃん!!」

「誠君!?」

「久しぶり~!!相変わらずチビだな!!」

「なにしてんの!?バイト!?フリーターになったの?」

「就活中って行ってくんね?」



高校の同級生に会いました。



そのまま話し込んじゃって…。



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