年下の王様
マナーにした携帯をポケットにしまって知らん顔。
また鳴った携帯は父ちゃんからだった。
これは出なきゃまずい。
陽菜といると思われたら困るから。
「はい」
「どこいんだ?カラオケか?」
「陽太とクラスのヤツと来た。たぶん今日帰んねぇから」
「明日学校だろ」
「明け方か陽太んとこか家に帰る。約束は守ってるので…」
「ちゃんと信用してるから大丈夫だ。悪いことすんなよ」
父ちゃんは理解がある方だと思う。
母ちゃんは何も言わない。
だからそこまでグレもしないし、反発する気にもなれない。
俺っていいコだな~…。
なんて思いながら戻った部屋。
ユリカが今の電話を超気にしてるっぽい…。
「彼女から?」
「ちげぇよ。理事長さん」
「パパ?な~んだ」
悪い、陽菜。
時間見て電話するから。
メールより電話の方がいいよな?
また鳴った携帯は父ちゃんからだった。
これは出なきゃまずい。
陽菜といると思われたら困るから。
「はい」
「どこいんだ?カラオケか?」
「陽太とクラスのヤツと来た。たぶん今日帰んねぇから」
「明日学校だろ」
「明け方か陽太んとこか家に帰る。約束は守ってるので…」
「ちゃんと信用してるから大丈夫だ。悪いことすんなよ」
父ちゃんは理解がある方だと思う。
母ちゃんは何も言わない。
だからそこまでグレもしないし、反発する気にもなれない。
俺っていいコだな~…。
なんて思いながら戻った部屋。
ユリカが今の電話を超気にしてるっぽい…。
「彼女から?」
「ちげぇよ。理事長さん」
「パパ?な~んだ」
悪い、陽菜。
時間見て電話するから。
メールより電話の方がいいよな?