年下の王様
だけどそんなことすぐに忘れて…。



カラオケを出てから向かったのは陽太の家。



一人暮らしの陽太のアパートは陽菜んちくらいの大きさ。



真面目な親と仲良くなくて一人暮らししてる。



だから俺がうらやましいんだって。



「陽太んち、初めて来た…」

「適当に座って。何飲む?」



そりゃ、朝まで?



なんてのは今日はなしで…。



第一回ゲーム大会開催します…。



かなり健全だな…。



数時間経ってから陽菜に電話してないことに気づき、軽く焦る…。



携帯を開いたら『陽』の字…。



メール来てる…。



『寝ちゃった?また明日ね』



コレ、結構罪悪感…。



「彼女?」

「だったらなんだよ…」

「プリとかないの?斗和の彼女見てみたい」

「そういうたぐいのものは好きじゃないので。それに絶対見せない」

「女と遊んでたらまずいんじゃないの~?」



まずいのか…。



陽菜がなんて言うかわかんねぇけど…。



う~ん…。



怒った顔とか見たいかも。



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