年下の王様
案の定怒ってるっぽい陽菜。



「なんでなんの連絡もくれなかったの?」

「あいつらいるとこで電話なんか出れねぇじゃん」

「トイレとか行けばかけられる!!」

「忘れてた」

「信じらんない!!」

「そんなに怒んなくてもよくね?」



うわっ…。



電話切られた…。



こんなこと初めてで…。



家に帰って着替えた。



もう学校に行く時間だ…。



ってかなにもしてねぇじゃん。



ユリカとなんか特に何もねぇって。



俺ってそんなに信用ねぇんだな…。



まぁどうでもいいけど。



だって俺は陽太のために遊んだだけだし。



俺、絶対悪くねぇ。




だから謝るのもヤダし、こっちから許してもらおう何て思わねぇ。



固すぎる陽菜が悪い。



< 125 / 549 >

この作品をシェア

pagetop