年下の王様
目が覚めたら頭がガンガンした。



全く知らない部屋にいて、昨日の記憶が曖昧…。



うぁぁぁぁ~…。



ぎもぢわるい゙~!!



まずトイレを探そう…。



起き上がって部屋を出た。



話し声がする方に行ってみよう…。



「遊吾っ!!待て!!」

「兄ちゃん怒る~!!」

「ごめんなさいしなきゃ兄ちゃん怒る!!」

「ごめんなしゃい…」



子供っ!?



誰かのお宅なのは気づいてたんだけど…。



「み、宮っ君!!」

「起きたか。おせぇよ」

「ななななな、なぜっ…」

「酒くせぇし。よし、遊吾、着替えたか?」



宮君が…小さな宮君と一緒にいる…。



きっと幻覚でしょうな。



飲み過ぎちゃった~、アハハハハ…。



「気持ち悪っ…」

「吐くのか!?便所行けよ!!」

「場所っ…うっ…」

「めんどくさっ!!」



えっ!?



へっ!?



あのっ…。



お姫様抱っこされてる…みたいな…。



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