年下の王様
陽菜がいる夕食は楽しかった。



父ちゃんと仕事の話ししててちょっとムカついたけど…。



早く学校に復帰したい。



陽太とチカちゃんの関係も気になるし…。



「じゃあ送ってくるからお前は寝てろ」

「俺も行く!!」

「ダメだ。寝とけ。言うこときかねぇと学校行かせねぇぞ」

「横暴…」

「うっせ。ガキは早く寝なさ~い」



親父が拉致った陽菜にバイバイ…。



なんか無性に寂しい気がする…。



「明日は勉強しなさいね。陽菜ちゃんに課題もらったんでしょ?着いて行ける?」

「勉強なんかしたくねぇ…」

「なに言ってんの。進路、M大にしたんでしょ?レベル高いんじゃないの~?自分で選んだんだからやってもらわなきゃ」



そうだけど…。



だけど今は勉強する気にはなれない…。



課題だけ終わらせよ…。



部屋に戻って陽菜が持って来た課題に手をつけた。



やっぱ学校休むと結構キツいな…。



これはマジで勉強しなきゃかも…。



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