年下の王様
久しぶりの学校は体力的に疲れた…。



放課後、帰ろうと思って下駄箱に向かう途中に珍しく父ちゃん発見。



誰と話してんだ?



「あっ、斗和!!」



父ちゃんに呼ばれて近づくと見たことのない女…。



目がグリーンだ…。



「昔会ったの覚えてるか?」

「昔…?まさかエミリー…」

「そうそう!!家まで一緒に帰ってくれ」

「なんで?」

「急遽ホームステイ」



アメリカにいた時に友達だったエミリー。



この学校の姉妹校の理事長の娘。



アメリカにいる時はスゲー遊んだ記憶がある…。



「あんなに小さかった斗和がこんなに大きくなってる」



本場の英語でそう言われた…。



懐かしいなぁ…。



「久しぶりだなエミリー」



久しぶりのハグは昔俺と同じくらいだったのに小さくなってた。



懐かし~…。



「お世話になります」

「おぉ、帰るか」

「斗和じゃないみたい」



ガキの時の面影が残るエミリーと一緒に家に帰った。



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