年下の王様
キラキラした目で見つめられてる…。



答えを待ってるのかな…。



「お兄ちゃんの先生だよ」

「父ちゃんもセンセーだよ!!母ちゃんの!!」

「はいっ!?」



なんだか強敵かもしれない…。



家庭の事情をペラペラと話しちゃってるけども…。



子供って無垢だからこそ恐ろしい…。



「遊吾はオモチャで遊んで来い」

「兄ちゃんのゲーム!!」

「英語のヤツか?」

「うん!!」



この兄弟って…。



激似かもしれない…。



対象年齢15歳の英語を勉強してるらしい…。



「ってか、まず帰ればよくね?」

「あっ、そうだよね!!ごめんね!!」

「学校には黙っててやるよ」

「あ、ありがとう…」

「それと……。結構胸デカいね、センセー」



は…い…!?



ぎゃぁぁぁぁ!!



シャツのボタンが3つもガッツリ開いてる!!



み、見た!?



生徒に下着…見られた!?



しかもそのからかうような顔っ!!



悪魔みたいなコだわ…。



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