年下の王様
のほほんとしてる写真もたくさんあった。



マジで衝撃的…。



「それより腹減ったんだけど」

「あっ、ご飯にしましょう!!」



陽菜を食い損ねた…。



まぁいい、後で食うから。



キッチンに立ってる後ろ姿がなんだか懐かしい。



久しぶりに陽菜の手料理だ…。



マズいけどな。



「時間かかるなら風呂入るけど?」

「温めるだけだから待ってて!!」

「手伝う」

「座ってて」

「やるっつってんだろ」

「いえ、後が怖いので…」



チッ…。



見返り求めるつもりだったのに。



しばらく待ったら出てきた味のない料理をたっぷり食った。



「風呂入んぞ」

「一緒に!?」

「あったりめぇだ」

「狭いのにぃ~…」



1ヵ月ぶりの陽菜じゃん?



味わわなくてどうする。



ウキウキしてたのに陽菜がボケを打ち噛ましたのは風呂に入ってる時だった。



「あのさぁ、あたしと斗和って付き合ってるのかな?」



はっ………………?



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