年下の王様
この体勢キツ…。



「やっぱ届かねぇ」

「だ、だからあたしが取るってば…」

「ありがと」



この悪戯っ子~!!



理事長にバレたらどんな顔したらいいの!!



信じられない…。



「バカ…」

「そんなこと言うならもっとしてやろうか?」

「ご、ごめんなさいっ!!」



その後も太股撫でたりブラのホック外そうとしたり!!



親の前でなにしてるんだ!!



そんなこんなでやっと着いた旅館…。



クタクタです…。



「はい、陽菜ちゃんはあっちの部屋ね」

「わざわざ別室まで申し訳ないです」

「だって斗和がテスト頑張ったからね」

「は…い!?」

「じゃあ後は自由にしてね~」



待ってください奥さんっ!!



あたし…両親と来たのに斗和と同室なの?



「モタモタしてんなよ」

「テストで1位はこのために…」

「ご褒美もらえなきゃやる気出ねぇんだ、俺」

「き、気まずくない?」

「全然」



ウソでしょぉぉぉぉ!?



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