年下の王様
部屋はキレイな和室。



仲居さんがお茶を煎れてくれてる…。



「こちらは初めてですか?」

「以前にも何度か」

「カワイらしい彼女さんですね」

「褒めないでください。調子に乗るってツボとか割りそうだから」

「あはははっ!!おかしい!!」



割らないし!!



おかしくないし…。



なんか妙に緊張しちゃうし…。



仲居さんがお風呂とご飯の説明をしてから出て行った10秒後…。



畳に押し倒されてるんだけども?



なぜに!?



「お前イジメんのたまんねぇな」

「イジメ…」

「もっと困った顔して?その顔見んの大好き」



今日は斗和の機嫌がいい。



その時ってイジメられるらしい…。



年下のくせにキスうまいしっ…。



くぁぁぁぁ~…。



溶けるから…。



「陽菜カワイイ…」

「もうムリっ…」

「貸し切り風呂入る?ふたりで」

「は、入らないよ!!」

「じゃあ死ぬまでキスする」



超意地悪です…。



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