年下の王様
そしてやっと陽菜との風呂。



脱ぐのにモジモジしてる陽菜にイラッ…。



「見飽きるくらい見てんだからさっさと脱げよ」

「だ、だって…」

「脱がしてやるよ」

「ダメ!!自分で脱ぎますから…」



先に露天風呂に入って待ってた。



ソロリと入って来た陽菜を強制収容。



もちろん俺の腕の中に。



「陽菜?」

「は、恥ずかしいね…」

「卒業したらいっぱいいろんなとこ行こうな?」

「最近斗和らしくないことばっかり言ってるぅ~…」

「素直になったの」

「そう…ですか…」



限られた時間の中でずっとくっついてた。



信じらんねぇの、こうして陽菜といれることが。



別れた時はもうダメだと思ってたこのポカポカした気分…。



超幸せなんだけど…。



「だからお前は死人かって!!」

「左が上?」



イライラするけどな。



だけどもう絶対離してやんない。



あんな思い二度としないしさせたくない。



なにがあっても俺が守ってやるからな。



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