年下の王様
その日の夜、家に帰ったら斗和がいた。



ベッドに横になって読み掛けの本がお腹の上…。



難しそうな本読んでるなぁ~…。



疲れたのか眠ってる…。



布団をかけてあげようと思ったら目を開けた。



「おかえり…」

「来るなら連絡してくれたらよかったのに~」

「時間できたから…」



起き上がった斗和はすでに私服。



ネックレスが増えてる…。



時計もしてるし指輪も3つ…。



「ジャラジャラだね…」

「アクセが制服みたいなもんだからな…。店長は店のマネキンらしい…」



疲れてるなぁ~…。



だけど明日も学校だから泊まるわけにはいかないよね…。



「ご飯食べた?」

「陽太と食った。お前まだ?」

「うん。でも斗和が帰ったらでいい」

「じゃあ来て?」



今日の斗和は甘えたいのかも。



なんだか母性をくすぐられてる…。



寝起きだから特に?



カワイイ顔…。



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