年下の王様
レンタカーを初めて借りた。



キレイな車内と有り難いナビ付き!!



どこにでも行けちゃう気がするっ!!



アパートに着いて斗和に電話したらすぐ出てきた。



助手席に斗和がいるのが変な感じ…。



「どこ行く!?」

「陽菜の実家」

「ヤダ。意味わからない。他の場所!!」

「じゃあ少し遠いけど別荘行く?」

「べっ!?お、お金持ち…」

「ちげぇよ。父ちゃんの実家の持ち物。だからまず祖父ちゃんちだな」




斗和に言われた通に走った。



着いたのは和風のお屋敷…。



『宮』



その表札の下には立派な文字で日舞の名家の文字…。



理事長ってやっぱり根っからのボンボン…。



「ちょっと待ってて。久しぶりだから緊張する~」



そう言った斗和はひとりで中に入って行きました。



しばらく待ってると和服姿の理事長…。



どこか違うけどソックリ…。



「じゃあ1泊借りるから」

「気を着けるようにな」

「ありがと叔父さん」



やっぱり叔父さんっ!!



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