年下の王様
そして次の日は朝から大掃除。



とにかく女のコアピールしたくて必死に掃除した。



夜ご飯はどうするんだろう…。



一応買い物にも行って、無難なカレーを…。



ひたすら頑張ったせいか、お昼過ぎにウトウト…。



そのまま爆睡してしまった。



目が覚めたのは携帯の着信音。



『宮崎君』



そんなに寝た!?



「は、はいっ!!」

「なに慌ててんの?」

「いや、ビックリして…」

「今D大の近くのコンビニなんだけど」

「あっ、そこを大学と反対の左に曲がって!!」

「次は?」

「八百屋さんまで真っ直ぐ行ったら歯医者の方に曲がって、そこで待ってて!!迎えに行く!!」



慌てて鏡を見て髪を直した。



財布とカギと携帯を持ち、外へ。



少し小走りで、ちょっとワクワク…。



どんな服装なのかとか、どんな対面なんだろうって。



少しすると見えて来た歯医者さん。



あっ、アレかも…。



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