年下の王様
そしてなぜか俺の部屋で遊んでる状況…。



ユリカさえいなきゃ陽太とチカちゃんは陽太の部屋でイチャイチャできんのに。



「これカッコイイ~!!欲しいなぁ~」

「ダメ。ってかユリカ、お前は帰れ」

「いたっていいじゃん!!陽太の部屋行っていいよ、チカ」



『じゃあそうする!!』



ニコニコしながら出て行ったバカップル…。



おい、俺とユリカをふたりにすんな。



「斗和って今彼女いるの?」

「いたらなに?」

「第二婦人いらない?」

「いらない。わりぃけど浮気する気とかねぇから。ちゃんと彼女のこと好きだし」

「斗和がマジメに恋愛!?信じらんない…」



じゃあ信じなくていいよ。



実際俺は陽菜以外どうだっていいから。



誰になんて思われてもなんとも思わない。



「そのコのことどれくらい好き?」

「さぁ?ってかユリカに関係ねぇだろ…」

「斗和の恋バナとか聞きたいじゃん!!どれくらい好きなの?」

「言葉にできないくらい」

「キャッ!!」



お前が照れんな!!



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