年下の王様
なにやら羽賀先生には娘さんもいるらしく…。



斗和の1つ上の娘さんが帰って来た。



短いスカートから出た足は折れそうなくらい細くて部屋に来ただけでいいニオイが…。



しかも胸も…。



「パパの同僚!?年下かと思った。いつもお世話になってます~」



娘さんも毒づくんだ…。



この家ってみんな素直すぎます…。



「どうやったらそんなに色っぽくなれるの!?」

「はぁ?先天的なもんじゃん。生まれ持った気質ってヤツ?」

「…………」

「北川先生じゃ色気はムリなんじゃね?」



高3のコにそこまで言われたぁ~…。



来なきゃよかった…。



なんの収穫もないまま家に帰った。



色気ってなに?



しかもバレンタインはすぐそこまで迫ってるんだけど。



ってかあたしに色気を追究する斗和が間違ってるよ。



胸がナイわけじゃないのに…。



幼児体型なのは仕方ないじゃん!!



痩せる時間もないし!!



うん、もう諦める。



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