年下の王様
意地でも越してやりたくなる…。



今日は病み上がりだからおとなしくしてようと思ったけど…。



見とけ陽太。



「店長、注文入ってますけど在庫ありますか?」

「どれどれ?あぁ~、たぶんあると思う」

「店長…なんか今日違う匂いしますね」

「女んとこから直で来たからじゃね?」

「遊んでばっかりなんですね~」

「違うっつーの…。ちゃんと彼女いるから…」




えっ、なにその度肝抜かれたような顔…。



俺ってそんなにチャラそうに見えんの?



ショックなんですけど~…。



そのあとは美空ちゃんがなんか変。



商品の梱包に手間取ったり段差でコケたり。



体調でも悪いのかと思って熱がないか確かめた。



「なっ…なに…しちゃうんですか!!」

「おかしいからどうかしたのかと思って…」

「セクハラです!!」



セクハラって…。



おっさんになった気分なんですけど…。



ってか熱ねぇのに顔赤いし…。



んっ!?



もしかして美空ちゃん…。


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