年下の王様
陽菜以外好きになれる気もしねぇし…。



千奈美みたいなことはもうたくさんだ。



「店長…」

「もう大丈夫なの?」

「はい…。最後に言わせていただくと…店長って冷たい人ですね。大好きでした…」

「…………よくできました。これからもヨロシクな?」

「くそ~…。いい男だからムカつく…」



身近なヤツに告られるってのもキツいもんだ。



だけど期待させるようなことするよりいいよな?



さて、俺は陽菜のために働きますか。



「よし、今日は来店客にガンガン売り付けよう」

「夜ご飯おごってくださいね」

「売れたらな?」



これからもこんなことがあるかもしれない。



だけどちゃんと陽菜だけ見てるし。



早く卒業していい男になる!!



「店長?」

「ん~?」

「セフレとかいります?」

「いっ!?いらねぇよ!!働けコラ!!」

「やっぱり大好きですっ!!」



俺は陽菜だけっ!!



顔がタイプでも陽菜だけだっ!!



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