年下の王様
それから数日後、休日に斗和がやって来た。



テレビを見ながらまったり…。



ベッドを背もたれにする斗和の足の間に座ってベタベタしてます。



「ねぇ、斗和」

「あ?」

「斗和って遊びに行く時どこに行ってるの?」

「酒飲んだりクラブ行ったり。たまにバカみたいに寒空で花火したり」



若いっ…。



そんなことしてたなんて今まで気にもしなかったよ…。



「斗和って不良なんだね」

「なんだよ不良って…」

「夜遊びぃ~…」

「最近店ばっかだから息抜きも必要」



そう言ってリモコンでテレビのチャンネルを変えた。



その腕とかマジで色気溢れてる…。



気にいったのか今日もあたしの萌えメガネ…。



超カッコイイから。



ヤバイからね?



すっごくキスしたい…。



「なに見てんだよ…」

「斗和ってやっぱり美人…」

「嬉しくねぇな。陽菜は俺の顔が好きなわけ?」

「違うよ!!体も好き…」

「エロ娘が…」



優しいキスだ…。



これ、好き…。



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