年下の王様
目が覚めた時に見えたのは陽菜が内風呂に入ってる姿…。



朝から気持ちよさそうに…。



起き上がって陽菜に近づいた時に気づく。



おい、コラ。



「あっ、おはよ!!コレありがとう!!」

「ありがとうじゃねぇから!!」

「なんで怒ってんの?」

「ここが温泉だってわかるよな!?」

「うん…?」

「シルバーつけたまま温泉入るなんて…常識もクソもねぇ!!変色すんだろボケ!!」

「えっ!?そ、そうなの!?」



マジでねぇよ…。



すげぇ時間かけて作って…ピカピカに磨きあげた俺の作品が…。



俺が泣きそう…。



「もう絶対作ってやんねぇ…。もう知らねぇ…」

「ご、ごめんね?」

「すでに黒ずんでんじゃねぇかよ…」

「どうしよ…」

「没収!!直すしかねぇだろ!!キレイにしてもお前にはやらん…」

「なんで!?ごめんってば!!ごめん…ね?」

「…………」

「斗和く~ん?大好きだよ?」

「うっせ!!チビ!!デブ!!お前も変色しちまえ!!」



俺はコイツとずっと…一緒にいれるだろうか…。


疑問…。



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