年下の王様
斗和に言うべきか迷った。
でもこの話しが他に漏れたら…。
いちばん迷惑をかけるのは理事長だ。
走って向かった理事長室。
ノックをすると理事長が顔を出した。
「どうした?今来賓さんと」
「バレました。斗和とのこと…」
「ちょっ!?は!?待て、待て待て。ちょっと…失礼しますね」
来賓の方々に頭を下げて理事長室を出た理事長は隣の物置にあたしを押し込んだ。
段ボールとホコリの山…。
「誰にバレた!?」
「亘先生です」
「なんで!?」
「向かいのマンションに住んでたみたいで…。人違いだって言ったけど確信してる態度でした…」
「マジか…。困ったな…」
「理事長に迷惑がかかるなら…あたし…教師辞めます…」
黙ってなにかを考えてる理事長に、それ以上はなにも言えなかった。
軽率すぎたんだろうか…。
斗和を家に呼ぶなんて…。
あたしがバカすぎた…。
もっと慎重にならなきゃダメだったんだ…。
でもこの話しが他に漏れたら…。
いちばん迷惑をかけるのは理事長だ。
走って向かった理事長室。
ノックをすると理事長が顔を出した。
「どうした?今来賓さんと」
「バレました。斗和とのこと…」
「ちょっ!?は!?待て、待て待て。ちょっと…失礼しますね」
来賓の方々に頭を下げて理事長室を出た理事長は隣の物置にあたしを押し込んだ。
段ボールとホコリの山…。
「誰にバレた!?」
「亘先生です」
「なんで!?」
「向かいのマンションに住んでたみたいで…。人違いだって言ったけど確信してる態度でした…」
「マジか…。困ったな…」
「理事長に迷惑がかかるなら…あたし…教師辞めます…」
黙ってなにかを考えてる理事長に、それ以上はなにも言えなかった。
軽率すぎたんだろうか…。
斗和を家に呼ぶなんて…。
あたしがバカすぎた…。
もっと慎重にならなきゃダメだったんだ…。