年下の王様
だけど陽菜が浮気なんかした暁には勝手に婚姻届出してやるけどな。



実は俺もあの婚姻届け、陽菜の名前の隣に書いちゃった、俺の名前。



陽菜には内緒にしとくけど。



アレは結婚する時までしまっとくつもり。



「あたしのネックレス、斗和の名前入ってる…」

「俺は陽菜の名前入れた」

「そんなことしたらバレちゃうよ?」

「ごまかせんだろ、名前くらいなら」

「ありがとう!!本当に嬉しいっ!!」



クソ~…カワイイ…。



もう食おう。



うん、これから1年我慢するんだ。



今日くらいぶっ壊してやろうと思う。



「ちょっ、斗和君?」

「なんスか…」

「まだ寝る時間じゃ…」

「誰が寝るって?朝まで寝せる気なんてねぇよ」

「明日あたしっ…」

「お前の明日なんか知るか。黙って食われとけ」

「ぬぁっ…斗和っ…」



揺れたりしないで待っててやるんだ。



これくらい安いもんだろ?



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