年下の王様
気づけば朝ってオチ…。



あのまま寝たらしい…。



陽菜が隣で寝てる…。



しかもなに!?



なんで手なんか繋いでんの!?



だぁぁぁ…。



陽菜に影響されてんのか?



寝顔も幼い…。



朝っぱらからイジメてやりたい。



服の中をモゾモソ探険…。



起きた時の顔が見物…。



怒ったりすんのか?



ケッケッケ…。



早く起きたら面白いのに。



「んんっ…」



はぁ!?



今の声ちょっとドキッとした…。



顔に似合わずいい声出すんだな…。



このまま食おうかな…。



「宮君っ…」

「うん」

「なぁに…」

「黙ってて」

「うん…」



ギュッと腕を掴まれた…。



やべっ…カワイイ…。



このままマジで止まんなくなりそ…。



「陽菜…しよ?」

「ん…………ん!?な、なにしてるの!?」

「黙れ。自分で誘っといて!!」

「さ、誘った!?ウソだ!!」



コイツ、何気にガード固い…。



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