年下の王様
もの凄く拒否られたため、俺はベッドの上で不機嫌。



気持ち的に不完全燃焼…。



「陽菜の初体験っていつ?」

「なんでそんなこと気にするの?」

「10代の性欲知ってんのかと思って」

「一応10代だよ!!でも気持ちいいもんでもないしさ、我慢して耐えるもんじゃん」



ん~?



それは今までの相手が下手くそだっただけだろ。



それか相性が悪かったとか?



なんかおもしれぇ…。



「せめて3ヵ月くらいはキスだけでいいじゃん…」

「わかった。陽菜がしたくなるまで待つことにする」

「宮君…」



なに、その感動してる顔…。



怒ったり泣いたり笑ったり。



忙しいヤツ…。



カワイイとか思っちゃうじゃねぇか。



「とりあえず…朝メシ」

「えっ?朝食べるの?」

「早く作れよ」

「め、めんどくさいなぁ…」

「腹減った、死ぬ、陽菜嫌い」

「わかったよ!!昨日の残りの…」

「朝からカレーなんか食わねぇからな」

「鬼っ!!悪魔っ!!」



コイツ、飽きない…。



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