年下の王様
いつもメールを入れる時間は適当。



それを朝に見た陽菜はかならず返事をくれる。



3日も放置されたからいじめてやる…。



『会いたくて死にそうなんだけど。話したい、触りたい、一緒に寝たい…。陽菜が足りねぇ』



あっちは何時だろうな…。



半日の差はデカくて…。



俺だけこんな気持ちでいるなら…陽菜も困らせてやる。



同じ気持ちになればいい。



俺のことばっかり考えてしまえ。



首から外したネックレスを見てまた切なくなる。



この日まで…俺達は繋がってられんのかな…。



こんなに離れてっとスゲー不安になる…。



浮気の心配じゃなくて、他に楽しいことを見つけた陽菜が俺から去る心配。



俺なんか見えねぇくらい夢中なものができんじゃねぇかとか…。



あっちに永住したいって言ったら?



心がモヤモヤ…。



お前がアメリカ行ってから…俺はずっと不安だ。



ちゃんと帰って来るよな?



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