年下の王様
携帯のアラームで目を覚ますと俺に抱き着いて寝てる陽菜がいた。



カワイイ…。



「陽菜、朝だけど…」

「暖かい…」

「起きねぇの?まだ寝とくか?」

「起きるぅ…。チューして?」

「半年ぶりなんだから頭起こしてからな」

「ん~~~…」



起き上がったら陽菜もムクッと起きた。



目を擦って俺を見る…。



あぁぁぁぁ…。



遅刻して行っちゃおうかな…。



「チューして?」

「陽菜ぁ~!!」

「キャッ!!」



野獣と呼ばれても構わない。



もうムリ。



昨日我慢したんだから。



いや、半年我慢した。



「斗和?今の時間はマズくないかな…。あたしも今日は学校にドS君送らなきゃ…」

「1日ムラムラして過ごせって?」

「夜にしよう!?」

「じゃあどっか泊まりに行くからな。健斗に邪魔されたくねぇし」



コクコクと頷く陽菜…。



俺、冷めろ~…。



次の瞬間、バンッとデカい音…。



「斗和~おはよう!!」

「健斗っ!!」

「あれ?朝からなの?見てていい?」



やっぱクソガキっ!!



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